ポケモン事件から同人誌の著作権問題を考える

長いけど面白かったです。目が疲れました。最後の方にある「不法な利益を得るために著作権を侵害する者と、自分が欲しいから著作権を侵害する者、両者をいつまでも同列に扱っていていいのだろうか。前者から企業を守ることが同時に後者を脅かし、結果として自分の首を絞めることになる。そろそろ後者を満足させる何かうまいやり方について、考え出すよう努力すべき時期にきているのではないか。」という荷宮和子さんの言葉は1995年に書かれたということで(ISBN:4331006808)びっくりしてしまいます。そのころから日本の著作権をめぐる考えが一歩も前進していない(逆の言い方をすれば嫌な方に何歩も進んでいる)ことに絶望的な気分になります。