mainstreamのメルマガより 音楽配信メモより。

輸入権についての話もおもしろいのですが(例えば香港での出来事とか)、この部分もよかったです。

ティーヴ:「再販制度でCDの値段を高くしておかないと、(CDショップの店長が売
れる商品ばかりを安価で売る事によって)マイナーなCDが店に置かれなくなる」なん
てことはないですからね。

太陽:再販制のないアメリカとかイギリスで買い物しても、そんな光景にはとんと出
会いませんよ。今どきそんな品揃えの悪い店の方が信用されませんよね(笑)。

再販制度が良くないって話は良く聞くけど実際のとこどうなのかなと。価格が全国どこでも同じってことでどんなメリットがあるのか良く分からない。違うことでのメリットの方が目立つから「なくしてしまえ!」と言う声が大きいのだけどどうなんでしょうか。
ぼくはCDに限って言えば無くても大して変わらないと思います。CDとゲームはとても似ていると思います。それは著作物と言うところだけでなく、野菜とか魚、肉と同じような生ものっぽい性質を持っているところです。分かり難いと思いますが売り時を逃すとさっぱり売れない。在庫を持っても時間がたつにつれて腐っていってしまう(価値が下がる)。中には寝かすと価値が上がる物もあるけど、そういったものは非常に稀で、小売店は寝かせる体力が必要だし寝かせると価値が出るだろうと選択できる目を持つ店員も普通はいません。というかそんなもの見分けることができるのは神様に祝福を受けた人かただの偶然かラプラスの悪魔くらいでしょう。
今でも再販制度で守られているCDも守られていないゲームも商品としては同じ性質持っているんならその垣根をなくしてしまったらどうなの?と思います。そうなったらCDの2次問屋とかできて面白いことになるんじゃないかなと思います。「ウタダのアルバム、今なら9掛けですけど要りますー?」とか「あそこのCD屋、ここより300円安かったぞ!!」とかそうなった方が宝物探しみたいな感覚を消費者も小売店も持って、市場が活性化されて面白いんじゃないでしょうか。
まあ今のゲーム業界が盛り上がっているかと言われたら非常に怪しいんですが。