スチームボーイ見てきた。

ジャパニメーション(笑)の雄、大友克洋の10年ぶり?ぐらいの新作です。10年ぶりというかその間ずっと作っていたというのがにんともかんともですが結論から言うと微妙?ってところでした。
ああいや、大友克洋は大好きですよ。マンガは大体持っているし(ヘンゼルとグレーテルも持ってます。自慢)、メモリーズは劇場へ2回見に行ったけど。でも今回のはマンガで読みたかったなぁというのが偽らざる心境なのであります。
高慢ちきなヒロインや子供の挙動不審さや蒸気メカががっつんがっつん動く様は見ていてとても面白かったのですが、大友氏がテーマにしていた「科学を悪用して欲しくない」っていうところが今年見た大作アニメと同じく台詞だけで説明されていてなんだかなぁ、と思いました。
あと大友氏の裏テーマが絶対「大きなものがぶっ壊れる映像を作る」ってことだと言う事もこの映画を見て確認できました。しかもその壊れっぷりが映像化したら一番金かかる方法で創られているのには参りました。そら10年かかるわと納得しました。
イノセンスは押井守の最新モードが見られたと思ったのですが、スチームボーイは5年くらい遅れてやってきた感じがしました。
とは言うものの一緒に行った彼女は普通に楽しめたらしいのでデートムービーとしては良いんじゃないでしょうか。
予告で流れていたデビルマンから激しく地雷の香りがしたので見に行きたいです。キャシャーンよりもダメそう。というかデビルマンを映画にするというその度胸に乾杯っすわ。