暇だから姉ちゃんと語ってみる

以前よりブックマークにいれといたけど、明日が休みなため一気に読んだら想像以上に面白かった。
VIPPERが挙げたキーワードをネタに1と姉の会話が始まるのだが(その話題が「ネギまの最終回」だの「皇帝ペンギン」だの「道路公団の談合」だのめちゃくちゃ)、報告される会話が実に面白くあっという間に読める。刺々しい言葉の合間に見える信頼しあった家族の姿が想像されてほほえましい。
中盤から本人と姉以外に妹と1と同じくVIPPERの兄も登場。兄には事情を話し味方につけ必須用語を「片栗粉X」「神きたこれ」「ん?ちんみるか?」「だめなほうこうにむかってるぞ」、内容は「妹に中だししちゃった」「姉には「妹の事をマジで好きになった」」「妹には「姉の事をマジで好きになった」」という非常に高難度なミッションを課せられる。
果たして1はVIPEERの期待に応えることができるか、兄はどのように協力するか、会話を終えたあとに残る家庭の姿は、そして「今はただ純粋に死にたい」と第一声を洩らした1の真意とは。
中盤の流れはよく出来た推理小説のよう。結末も寂びとも言える無常さが伝わってきてしんみりくる。
この文章を読んでる暇があったらぜひとも読んで欲しい。