カフェ日誌自由の衝突を解決するには、争いよりもお互いの努力が重要より。

下のbenliの方と論争されている方の文章です。非常に長いですが最後の

違法コピーによる大量の損害を全てレコード会社が負っていることをお忘れでは?
「反対」を不自由を伝える手段として用いることには反対はしません。しかし、今のCCCDを取り巻く状況は、違法コピー対策を一方的にレコード会社に押し付けつつも、レコード会社を完全な悪者に仕立て上げ、「リスナーに向き合え」と言うだけですよね。
現実的(きちんと、将来的な市場性も考慮した上での話。「賭け」では駄目。)な解決策を見出そうとする姿がほとんどありません。

という文章が耳に痛かったです。確かにそうです。イラクへの自衛隊派遣に反対する人たちというのが非常に痛いんですが、自分もCCCDについて同じ立場だった。そのことに反省します。でもレコード会社がCCCDを導入した時に違法コピーが増えたとか言っていたけどそれが信じられなかった。算定基準がなんかよく分からなかったし。それよりも価格を下げたりといった販売する努力をまったくしないのが当時商売人だった自分からは不思議で、自分たちの作った商品にお金払ってくれるお客さんを犯罪者呼ばわりするのも違うんじゃないかというのと、一部機器で動作の保障しないと書いてあるにもかかわらずもし動作しなくても返金はできない、って商品に書いてあるのも不誠実だとおもった。
これはほんと消費者としての意見で、あまり大きな目で見てない意見です。例によって何がいいたいかよく分からない文章になってしまいました。えっとつまり自分がCCCDに反対するのは商売人の仁義に合っていないんじゃないかという点です。
あと音楽って基本的にコピーで世間に認知されるものなんじゃないの?と思っている点もあることです。以前から「ダンスミュージックをCCCDで出す意味がわからない」と何度も言っていますが、サンプリングとかで他人の曲の一部を頂いて新しい曲を作る、という文化があるのにそれを無視するのかいおまいら、と思うからです。これはアーティストの意見ではなくてレコード会社が強行していることは分かってていますけどそれでも悲しい気分になります。
とはいうもののこの「コピー」の量、質ともに無視できないことになったからCCCDなんだろうなぁ。でもCCCDって簡単にリッピングできるし。
ああそうそうCCCDの実効性の無さも気に入りません。そんないい加減なメディアで売らずにDVDなみに(DVDもリッピングできるみたいだけど…)ハードなコピープロテクトを最初からかけた新しいメディアを作ればいいのに、とも思ってます。でもその新しいメディアを作ったとしても今までのCDの売上を維持できないからCCCDで出しますという「妥協の産物」みたいなものをCCCDに見てしまうからますます嫌いになってしまいます。