文章を短く

お皿ひとつひとつに、それぞれ、ハムや卵や、パセリや、キャベツ、ほうれんそう、お台所に残って在るもの一切合切、いろとりどりに、美しく配合させて、手際よく並べて出すのであって、手数は要らず、経済だし、ちっとも、おいしくはないけれども、でも食卓は、ずいぶん賑やかに華麗になって、何だか、たいへん贅沢な御馳走のように見えるのだ。

「ブログ文章術 米光一成|Excite エキサイト ブックス : 一文を短くって言うけどさ1」より。

ふむ。

文章を短くしようと思って「皿」と入力したらAAが浮かんできた。「゜皿゜」こんな感じの。
そこから飛躍してもう


机机机机机机机机机机机机机机机机机机机机机机机机机机机机机机
机机机机机ハム机卵机パセリ机キャベツ机ほうれんそう机机机机机
机机机机机皿机机皿机机皿机机机皿皿机机机机皿皿机机机机机机机
机机机机机机机机机机机机机机机机机机机机机机机机机机机机机机

こんなんが思い浮かんだ。文じゃねぇよ。ご馳走に見えないし。

追記

先客がいらっしゃった。しかもクォリティ高い。
http://d.hatena.ne.jp/nekoprotocol/20060404/1144131940
「公」が利いてる。盛り付けが美しい。
http://d.hatena.ne.jp/kowagari/20060404/1144136960で紹介されているところはどれもすごいなぁ。悔しい。

ファイナルファンタジー12買った。

我慢できず。しようしようと思っていたけど無理だった。というわけで以下第一印象。

いつのころからか初めてのゲームの場合、オープニングデモはプッシュスタートだの表示が出るまでじっと見る、というのが習慣になっていたのですが、FF12ではその習慣がなしでもそうしていたなぁと思いました。理由はクリスタルのテーマ。最初にクリスタルのテーマを使いやがりましたよ松野サーン。例のハープ?みたいなイントロが流れてきたところで「え、え?」と奇声を発し時間が止まりました。そのあとはいつもの美麗デモで軽く世界の紹介、で冒険が始まるゾ!となったところで第二弾キタ。プロローグの音楽。卒倒。正直言うと半分泣いてた。体が震えてました。もうこの時死んでもいいと思いました。で画面位置調整とかやってスタート。

CG綺麗杉。やりすぎですスクエニ。誰もそこまで頼んでいないってのに細かく描かなくていいです。人物もムービーのときもデモの時もキャラクタの口の動きが声に合わせて描かれていておいおいおいおいと。仏作って魂入れずなんて言葉があるけどこの場合は魂の入れ加減を間違って多くしてしまった感じで参りました。

ストーリーについてはなんともいえません。もう5時間ほどやりましたが、まだ説明書のストーリーからちょっと進んだだけなんで言う資格は無いと思います。ネット上でよく上げられる主人公ヴァンの声についてですが、自然な感じでいいのではないでしょうか。イヴァリースの若者と、現代日本の若者がイコールではないのは重々承知ですが、若者っぽい雰囲気はばりばり伝わってくるのでいいと思いました。

キャラメイクについて。最初だけキャラごとの特性が違っているものの覚えるスキルも覚え方もみんな一緒で、キャラごとのレベルアップで成長するステータス値もみんな同じっぽいのでプレーヤー各自が育成方針を決めなければいけないというかなりアバウトなシステムになっております。これには賛否両論あるようですが、自分としては断然アリ、全肯定であります。
理由は各自が好みで成長させられるという点です。キャラごとの勝手な思い入れや「これはないやろー」と思わず言いたくなることをギャグだけでなく実際やってみることができる点がいいと思います。装備品ごとにボーナスで上がるステータスもあるようなので、そういうところでキャラの個性を出していけるという考えもあります。まだまだやってみないと結論は出せませんが。

戦闘について。これはネットゲーの戦闘だと思うと全てが納得できる仕様です。敵の弱点やステータスををいつでも簡単に確認できるため戦略が立てやすく、かといって簡単でもないというのがいいと思いました。ガンビットを用いての戦闘も頭いいアイデアだと思いました。これはカルネージハートのプログラミングをめちゃくちゃ簡略化したものですが、カルネージハートと違うのはプログラミングが戦闘中でも組替えることが出来る事です。敵の弱点に応じて物理攻撃から魔法攻撃に変更したり等を簡単に変更する事が出来るのがすごいと思いました。戦略がまだまだ選べるコマンドが少なくてもどかしいのですが、これが増えたら戦闘も楽しくなるだろうと予想できます。

他にも何かあったかな。とにかく現時点においてFF12は素晴らしいゲームだと思っています。迷っているんなら買ったほうがいいと思います。

機動戦士ガンダムSEED総括その一

監督の言いたい事が炸裂しまくって、話の収拾がついていない感じがしてしまいました。

そもそも戦争の動機がいまいちわかりませんでした。多分1stと同じく宇宙に出たコーディネーターに対するナチュラルの弾圧みたいな物があって、結果開戦したのだとは物語の冒頭で語られる「血のバレンタイン」事件で推察できるのですが、そこから転がりまわってお互いを滅ぼしあうという非現実的な解決策しか持てないコズミックイラの世界ってなんて幼稚なんだろうと、いくら非現実的なアニメの世界でもそれはないだろうと思いながら見ていて最終回でも解決されずうーん、という感じで。

転がりまわったとはいってもクルーゼの意思があるじゃないかと突っ込みを戴きそうですが、世界を二分する戦争なのにたった一人の弱い動機で世界を引っ掻き回せるとは到底思わないのです。どちらの政府もとりあえずは民主主義で運営されているっぽいのに、それに反論や駆け引きやがきる政治家がいないのはなんなのかと。国民一人一人の意思が表現されてもいないし、ナチュラルでもコーディネーターへの偏見が無い人やその逆の立場の人もいるだろうにそういう人の意見がでてこない。しかし本当に無いのかといえば実はあって、それがキラたちアークエンジェルとその仲間達なわけだけどやってることといったらやっぱりC.E世界に於いては禁じ手の核搭載MSを使っての虐殺。

納得いかん。確かにクルーゼやアズラエルを倒してめでたしめでたしで自分たちが未来を作ると宣言したのは1stよりも力強いからええ終わり方だと思ったけれども、細かいところに目をやると、実際は細かくないんだけどどうも引っかかるところがあって全肯定できんなと思うのです。

でもドラマというか演出というか、そういった話を盛り上げる要素が一見めでたしめでたしで終わったのはいいもんです。エンディングを見終わった後は「福田、ようやった」とか思ったけどふと思い返してみると物語の根っこの部分が納得できなくてどうも気持ちの悪いものが残ってしまう。

まだ書き足りないけど一旦止めます。